志村けん、バラエティ番組ばかりに出る俳優に「どうかと思うんだけどな」

ドラマ・映画へお笑い芸人・タレントが起用される一方、俳優のバラエティ番組での活躍も珍しくなくなった昨今。生粋の喜劇人として知られるコメディアン・志村けんが、そういった現状に対する思いを語った。

志村が考えを述べたのは、13日放送のTBSラジオ「志村けんの夜の虫」でのこと。共演者のダチョウ倶楽部・上島竜兵が、自身が出演する映画「銀の匙 Silver Spoon」に触れたのがきっかけだ。

同映画のプロデューサーは上島に、かつて飲みの席に居合わせた志村に、映画の出演オファーをしたことを明かした。しかし、その場で「映画はちょっと…」と断られたため、志村と親しい上島に「やっぱりだめなんですかね?映画」と聞いてきたそうだ。


記憶はあいまいだったものの、志村は「ドラマとか、一切出ないしな」と話し、出演を断ったことを認めている。志村がドラマ・映画に出演しないことはかねてから知られており、様々な分野の著名人が犯人役で登場したドラマ「古畑任三郎」へのオファーも辞退している。

志村がここまで頑にドラマ・映画に出演しない理由とは何なのだろうか。パーソナリティの枡田絵理奈アナに尋ねられた志村は「ドラマより、コントとかお笑いのほうが好きなんだもん」「ドラマって、人が演出するじゃない?演出されるの嫌いなのよ俺」「コントだったら、自分で逆に演出家に『こうだよ?こうだよ?』って好きなようにできるじゃない。人に『こうして。こうして』って言われるのが、すごい苦手なタイプなのよ」と語り、自身の肌にドラマ・映画が合わないことを明かしている。

また、志村は「お笑いやってる人が、ちょっと年配になったら映画だとかやるじゃない?」と、ドリフターズの元リーダー・いかりや長介さんの活動に触れたことをきっかけに、「逆に役者の人が、中には大御所の人なんかでも、バラエティに出て、1時間から2時間で(仕事が)終わっちゃうから、そっちばっかりにくるのもどうかと思うんだけどな」と述べ、本業をおろそかにして専門外のことに従事する俳優に苦言を呈した。

職人でいたいと語る志村にとっては、最後まで専門分野を追求することが理想なのだろう。「(俺は)『お笑い芸人』じゃないもんな。できれば喜劇人とか、コメディアンとか呼ばれたいんだよね」と思いを語った。

そんな志村だが、高倉健主演の映画「鉄道員」には出演している。その理由は、自宅の留守番電話に、高倉からの出演依頼が入っていたためだとか。映画俳優一本で生きる高倉の頼みだからこそ、志村も動いたのだろう。真の「職人」の頼みであれば、志村の心を動かし、再びドラマ・映画に出演する姿を見られるかもしれない。



(提供元:livedoorトピックニュース より)